的伍題51〜60

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忘恋慕

 八年目に気付いた初恋

 絡まった記憶の糸は朱い色をして(確かにあなたに届いてた)

 フェンス越しに繋がれた手

 俯いて涙と共に零した言葉(愛してまし た)

 手を離して 顔を上げて 背を向けて(さようなら もう二度と会うことのない 初恋)

君と年越し

 煩悩をかきあつめて(棄てることなんてできないんだよ貧乏性だから)

 火燵に蜜柑 BGMは除夜の鐘(目の前で君が笑ってくれればそれだけで幸せ)

 神様に御礼と御祈り(君に出会えたことに感謝して 君とずっと一緒にいられることを願う)

 お年玉はおいくらですか?(君との現在・過去・未来 PriceLess)

 棄てられなかった煩悩は(でもきっと内容に変わりなんてないよ 君とずっと一緒に ただそれだけ)

定義

 普通の定義

 善悪の定義

 恋愛の定義

 神様の定義

 人間の定義
  (”人間”を一人称・二人称・三人称に差し替え可)

眼前絶望

 明日になったら君は死ぬんだろう

 足を踏み出せば堕ちるという恐怖

 手を伸ばして も

 右手に日常 左手に非日常

 そして君は僕の手の届かないところへといきました
 ただ此処に死の温度だけを遺して
 ねぇ
 涙の冷たささえも君の体温にはもう敵うことはないのでしょうね
 ねぇどうして ねぇ君は ねぇ何処へ ねぇいったのですか
 僕を残して ねぇ   ね ぇ

独占欲束縛心

 手に入れたくて手に入れたくてどうしようもなかった

 なぁ頼むから俺だけを見てよ俺だけ を

 だってそうでもしないとお前は何処かに逃げてしまうだろう?

 ただ貪欲に

 そんな欲望は罪です か

嘘吐き

 愛してる 悪魔のような 笑み浮かべ

 あなたは凍えるような嘘を吐いた

 嘘を吐いてまで守りたかったものは

 小さくて でもあまりにも重すぎた 嘘

 嫌いだよ 真っ赤な顔して 影法師

青春

 あの頃の俺達は友情と愛情の違いが解らず苦悩してたけど

 一緒に笑いあえる仲間を

 指先が触れ合って心臓が高鳴ったり

 友達だと思ってた奴の涙に思わずそいつを抱きしめてしまったり

 今思えば青臭いばかりの俺達だったけどそれでもあの頃信じてた友情は永遠なんだと今でも信じてる

禁忌恋情

 それでも 愛したことは間違いなどではなかったのでしょう

 家庭のある人を好きになりました

 あの頃の自分はあまりに幼くて 他に術を知らなかったのです

 それ以外に一体どんな手段があったと云うのですか
 あの人と心を繋ぐことができないというのならば
 せめて身体だけでもと想うことはそんなにも罪なことでしたか

 ただあの時見せたあの人の淋しい瞳が心を捉えて離さなかったのです

 彼は独り寂しく笑う

 僕は己を嘲り笑う

 暗闇の中妖しく笑う

 戦火の渦中泣き笑う

 そして彼女は壊れて笑う

×神様

 ×××××!(神聖禁忌語句)

 彼の身は穢そうとも穢せない

 御名は消えない

 遡って起源すらを滅ぼしたい

 斑に染まっ た

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